代表挨拶

自動車板金塗装の仕事は、頑固な板金職人、塗装職人がこだわりを持ってやっている、そんなイメージがあるかと思いますが、自分この仕事をはじめて数年後に、これからは職人根性、職人魂、職人技、職人の勘などだけではやっていける仕事ではないのではと思い始めていました。常に進化する自動車の新機構、新素材、に対応できる柔軟な技術と、新しい材料に対応できる技術、工具、設備を使いこなす技術、さらに諸先輩方の職人から習った経験と勘を活かす技術。これらの技を巧みに操ることが出来るようになりたいと思っていました。 板金塗装の仕事に就いて三年程たった頃、もっと技術を磨きたいと思っていた時に、パリダカールラリーのメカニックの募集がありました。ただ漠然とですが、中学生の頃から、海外で仕事をしてみたいと思っていたので、選考会に参加したところ、なんとパリダカのメカニックとしてアフリカに行くことが出来ました。
パリダカで普通では味わう事の出来ない貴重な体験 をたくさんして、人間的にも大きく成長する事が出来ました。今では一生忘れることの無い思い出の一つとなっています。このように経験を積み、1998年より富士市に工場を借りて、独立開業することになりました。借りていた工場では仕上がり的に限界を感じ、5年後に借りていた工場のすぐ近くに新工場を建設することになりました。創業以来13年、富士市を拠点として、地域の皆様に信頼されるように努力しています。
板金塗装とはキズ凹み事故車を直す為の一部の作業工程にすぎず、実際にはほかにも多くの作業があります。特に大破の事故車になると、走行装置の修理、エンジン廻りの修理や、最近ではハイブリッド車の構造を熟知していなければ出来ない作業など多くの工程を経て、事故車を修理していきます。



▲代表/土屋 公人
板金塗装と言うより、車体整備という言葉のほうが適切ではないかと思っています。事故をした車やキズのついた車を、板金する塗装するだけが自分の仕事ではなく、すべての工程を経て、事故やキズつく前の状態に限りなく戻すことが自分の仕事だと思っております。 大破した事故車の場合、修理中に気づかなかったけど、完成後にお客様が不具合に気づくことがありますが、そんな時はすぐに再修理再補修するようにしています。
修理が終わった車をお客様に引き渡す時に、お客様が修理した個所を見て、『キレイに直ってる』とつぶやく事があります。
この仕事をしていて一番うれしい瞬間なのです。そんな時は、お客様の後姿を見て、心から『ありがとうございます。』とつぶやいています。事故車やキズの付いた車はキレイにしっかり直し、事故で傷ついたお客さまの心も治す事が出来れば幸いだと思っております。


これからもオートサービスツチヤは、進化し続け、地域の皆様に愛されるようになりたい。
そして自分はセンスのいい車体整備士を目指していきたいと思います。